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【9歳の壁】

「9歳の壁」とは、元来は聴覚に障害を持つ子どもたちが専門の教育を受けているにも関わらず、9歳10歳頃の教科学習において躓きを示すようすを指して使われるようになった言葉です。

​その後、定型発達児たちの学習についても同様の状況がみられることが、子どもの発達に関わる教育者・研究者たちの調査・研究によって浮かび上がってきました。

​その状況とは、子どもたちは9歳10歳頃に具体的思考から抽象的思考へと発達の段階をのぼるときに発生する学習上の諸問題ととらえられています。

各教科の到達目標は、子どもたちの発達よりも少し先の内容となっており、年齢的にまだまだ発達に大きな差のある子どもたちの中には、スムーズにこれらの目標をクリアできない子ができてしまいます。

​もちろん、その子どもたちが能力的にその目標をクリアできないのではなく、発達の個人差によって時期的にその子どもたちにとっては学習内容がやや先に進んでいるために難しく感じたり、内容的には理解したものの問題に対する習熟が不足し、テストの点数の差となって表れます。

そして苦手意識を持ちその差は学年が進むごとに大きくなり、多くの場合中学生になってもその差が解消されない事態となってしまします。

これらを教科学習の中で具体的にみると、ほとんどが算数の割合問題に行き着くことが(多くの研究結果を調べたところ)分かってきました。

そして、高学年で学ぶこと(小数・分数・速さ・単位量あたり・比例など)のほとんどが割合の概念(抽象的思考)に基づいた内容です。​

学習空間ティーハートでは、特に小学生の算数学習における割合概念の獲得に最大限の注意を払いその習熟に時間を費やしています。

この割合概念の獲得と習熟こそが、子どもたちが「9歳の壁」を乗り越えそれ以降の算数・数学・理科の学習において苦手意識を持たず差が付かないようにするために塾でできる最大のポイントと考えております。

​​お子さまが「9歳の壁」を乗り越えしっかりと割合概念を獲得・習熟しているかご心配なお母さん・お父さんはお気軽にご相談ください。

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